・「すべてのものをひとつの夜が待つ」篠田真由美/光文社文庫
・「天国からの道」星新一/新潮文庫
・「秘密の花園」バーネット/新潮文庫
・「小公女」バーネット/新潮文庫
・「小公子」バーネット/新潮文庫
・「ツァラトゥストラへの階段 3」土橋真二郎/電撃文庫
・「きみの友だち」重松清/新潮文庫
・「愛しのローカルごはん旅」たかぎなおこ/メディアファクトリー
「魔王」伊坂幸太郎/講談社文庫
・「クドリャフカの順番米澤穂信/角川文庫
・「あわせ鏡に飛び込んで」井上夢人/講談社文庫
・「さがしもの」角田光代/新潮文庫
・「ジェシカが駆け抜けた七年間について」角川文庫
・「サイコロジカル 上 兎吊木垓輔の戯言殺し」西尾維新/講談社文庫
・「サイコロジカル 下 曳かれ者の小唄」西尾維新/講談社文庫
・「凍りのくじら」辻村深月/講談社文庫
・「時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット」角川スニーカー文庫/清野清
・「時載りリンネ! 4 とっておきの日々」角川スニーカー文庫/清野清
・「その日のまえに重松清/文春文庫
・「探偵伯爵―His name is Earl」森博嗣/講談社文庫
・「“文学少女”と神に臨む作家 上下」野村美月/ファミ通文庫
・「新フォーチュン・クエスト 15 盗賊たちの見る夢」深沢美潮/電撃文庫
・「アンゲルゼ 永遠の君に誓う」須賀しのぶ/コバルト文庫


その光景は想像できないといっても、けれどきっと、青空市は人でにぎわっていたんだろうなとも思うのだ。おなかが空いたってまずしくたって、人は本を必要とする。


中原千絵子は、そんなふうに自然に、女の服を売るテナントに入ったり、CDを試聴したり、できない。ひとりならまだしも、田宮茂連れでそんなことはできない。自分が服を見ているあいだ彼を待たせるのも嫌だし、CDの趣味がへんと思われても嫌だし、ヘッドホンを間違えて装着してだせえやつ、と思われるのも嫌だ。そうしてもちろん、中原千絵子は自意識過剰なそんな自分が一番嫌だった。


今日を楽しく生き抜くために。不文律、その3。とりあえず、笑っとけ。


学校ではこれを着ろと言われたから制服を着るし、課題をやってこいと言われたから勉強もする。制服がなくなる、と言われたら明日からは大人しく私服で来よう。与えられたものを飲み込む環境に私は何の不自由もないのに、どうしてみんな揉め事にしたがるんだろう。大体制服なんて、たかが三年間のことでしょう?どっちだっていい。賛成だとか、反対だとか。そのために眉尻を吊り上げたりだとか。無駄な行動力を発揮して必死になるなんてくだらない。他にやることないのかな。


お話の中のキャラクターの死より、現実に自分の横で友達が怪我したことの方が痛いに決まってる。少女漫画の中のロマンスより、現実に自分がする他愛もない片思いの方がドキドキして夢中になれるに決まってる。そう聞くと、頭では理解できるものの、やはりそれは理解の範疇を出ない。感覚が追いつかないのだ。


『わからない。それが判断できる程、俺は人と深く関わったことがない。リホ以外は』



「ええ……だって、新しい一日が始まるっていっても、ほんとうに新しいわけじゃなくて、昨日と同じでしょ。で、明日は今日と同じで、あさっては明日と同じで……果てがないんですよね、それって、やっぱりキツいです」



篠田真由美読もう読もうと思って買って読めてなくて、敢えてここから手を出してみる。面白かったー!
11人いる!が出てきて思わずにやっと。

…と思ってたらクドリャフカにも出てきたー!フロル!吃驚です。
思わず、そんな格好してたっけ?と引っ張り出してしまった。実家に置いてきた全集が恋しい(笑)。


バーネットって手元にないなー、と、ふとブックオフで。何か懐かしかったです。秘密の花園好き。


星新一の持ってないかな?と買ったら素子さんが解説!やったー!
あんな宿題、いいなぁ。


本のことの本(…モチーフ?)って好きだーっ。
あたしも幼稚園…前くらいから本が好きな子供だったらしいので、あとがきまでふわー、と思ってしまいました。
「本さえ持たせておけば大人しくしてたから、つい本ばっかり読ませてたのが間違いだったのよねー」と言われた事が…(笑)。


blog99のアンゲルゼについてを読んで思わず笑ってしまいました。
何か救いがあっていいなぁ…


女神伝の子供世代話も読みたい(これはいつか書く、って公言なさってましたしっ)けど、アンゲルゼの続きも面白そう、って思っちゃう。
そしてBVファンだったあたしは、あれが打ち切りなのがどぉしても納得いかないのでした。


未だにコバルト?な世代になっちゃったけど、大好きなんだもん。
雑誌までは追いかけられないし、読めてないの沢山あるなぁ…


…コバルト、で、読んできたのが、須賀しのぶ作品と、素子さんだ、ってゆう辺り、微妙にコバルトちっくじゃない気がしないでもないが。