・「夜は短し歩けよ乙女森見登美彦/角川文庫
・「天霧家事件」太田忠司/徳間文庫
・「狩野俊介の冒険」太田忠司/徳間文庫
・「トライアル」真保裕一/文春文庫
・「雪の断章」佐々木丸美/創元推理文庫
・「忘れな草佐々木丸美/創元推理文庫
・「卒業〜開かずの教室を開けるとき〜」はやみねかおる/青い鳥文庫
・「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 7 死後の影響は生前」入間人間/電撃文庫
・「花嫁人形」佐々木丸美/創元推理文庫
・「少女七寵と七人の可愛そうな大人」桜庭一樹/角川文庫
・「ジャンクガール・ジグ 2 負け犬たちの村」日日日/角川スニーカー文庫
・「シンデレラ・ティース」坂木司/光文社文庫
・「青い城」モンゴメリ/角川文庫
・「しにがみのバラッド。 12」ハセガワケイスケ/電撃文庫
・「ボーダーライン」真保裕一/集英社文庫
・「大誘拐天藤真/創元推理文庫
・「ぼくのメジャースプーン」辻村深月/講談社文庫
・「密告」真保裕一/講談社文庫
・「海がきこえる氷室冴子/徳間文庫
・「海がきこえる 2 アイがあるから」氷室冴子/徳間文庫
・「ひとりぐらしも9年目」たかぎなおこ/メディアファクトリー
・「ありふれた風景画」あさのあつこ/文春文庫
・「夢の工房」真保裕一/講談社文庫
・「あの日にドライブ」荻原浩/
・「黄金の島 上下」真保裕一/講談社文庫
・「みぞれ」重松清/角川文庫
・「クリスマステロル」佐藤友哉/講談社文庫
・「虹色天気雨」大島真寿美/小学館文庫
・「チョコリエッタ」大島真寿美/角川文庫
・「つむじ風食堂の夜吉田篤弘/ちくま文庫
・「一千一秒の日々」島本理生/角川文庫
・「風に舞いあがるビニールシート森絵都/文春文庫
・「配達あかずきん」大崎梢/創元推理文庫
・「名短篇、ここにあり」北村薫宮部みゆき 編/ちくま文庫
・「名短篇、さらにあり」北村薫宮部みゆき 編/ちくま文庫
・「ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件」北村薫/創元推理文庫
・「夜の公園」川上弘美/中公文庫
・「窓際の死神」柴田よしき/新潮文庫
・「ひとがた流し北村薫/新潮文庫
・「砦なき者野沢尚/講談社文庫
・「震源真保裕一/講談社文庫
・「風の墓碑銘 上下」乃南アサ/新潮文庫
・「屋久島ジュウソウ」森絵都/集英社文庫
・「”文学少女”見習いの、初戀。」野村美月/ファミ通文庫
・「海の底」有川浩/角川文庫
・「確率2/2の死」島田荘司/光文社文庫
・「上京十年」益田ミリ/幻冬舎文庫
・「ひな菊とペパーミント」野中柊/講談社文庫
・「斜め屋敷の犯罪」島田荘司/講談社文庫
・「2000年のゲーム・キッズ」渡辺浩弐/幻冬舎文庫
・「硝子のハンマー」貴志祐介/角川文庫
・「QED 六歌仙の暗号」高田崇史/講談社文庫
・「Yの構図」島田荘司/光文社文庫
・「名探偵は、もういない」霧舎巧/講談社文庫
・「幽霊人命救助隊」高野和明/文春文庫
・「QED 東照宮の怨」高田崇史/講談社文庫
・「ネペンテス」清水マリコ/MF文庫ダヴィンチ


私の死で影響を与えられる人は、本当に少数だもの。折れる指が、幾つあるやら。
そして死に意味のない人間が、生で価値を成せるはずもないのよ。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 7 死後の影響は生前」 p.48




「これからさきのながいながーい人生をですね、先輩。ちっとも特別じゃない自分とむきあいながら、わたし、どうやって生きてくの?」

「少女七寵と七人の可愛そうな大人」 p.112




「どこからか、声が聞こえるの。もう、そんな季節だ、って。おまえも、この季節を、負けずに走りぬかなきゃ、って。でも、どこにむかって走るの?わたしには夢がない。誰でも知ってるつまらないことしか知らない。わたしには夢がない。たとえみつけても、オリジナリティがない。かんばせも、ほぅら、こんなに平凡で」

「少女七寵と七人の可愛そうな大人」 p.237




他人の背中を追うことって、好きじゃない。小さいときから大嫌いだった。自分に背を向けた人間を呼んではいけない。求めてはいけないのだ。呼んで、求めて得られるものといったら、拒否か軽蔑か戸惑いか、せいぜい憐憫くらいだろう。そんなもの受け取るぐらいなら、奥歯を噛み締めてでも独りで立っていたほうがましだ。

「ありふれた風景画」 p.38




「この人には、自分が自分だという実感がないんです」

「幽霊人命救助隊」 p.369




「でも、どこを切っても自分ではない人がここにいるんです。だから自分の居場所も分からない」

「幽霊人命救助隊」 p.370




四谷さんタイプの人好きです(笑)。口調とか視点とか雰囲気とか。しかも手がきれいって!


セメント樽の中の手紙、と、ミントな僕ら、が1つのお話の中に出て来るって…(笑)
あ、どっちも好きです。