10/9(金)
気を抜くとするする読んでしまう。

手元灯、てもととう、って読むのか。知らなかった。
自分の部屋にも欲しい…

ベッドに泊まって嬉しいのは、サイドテーブルに本(や眼鏡)を並べられるのと、小さい灯で寝る前読書が出来ることだ、あたしも。



どうして社会生活においては、どう考えても気が合うはずのない人間同士が、何かしらの必要により、合い寄って共に過ごさなければならない羽目に陥ってしまうんだろう。
生まれてこのかた先回は繰り返したこの疑問を、その日もわたしはしみじみと反芻していた。近くに寄らなければ、お互い気まずい思いをすることもないのに。けれどその気まずさを避けて通ることは不可能なのだということを、社会不適応ぎみのわたしでも、よく知っていた。それが、いまいましかった。つまらなかった。悲しかった。

「此処 彼処」川上弘美 P.81



本屋さんに入ると、あたしは、うーん、まず文庫新刊。それから文庫の棚、単行本、児童書。あと、フェアとコミックを見て、辞書とか実用書もちらちら見る。
…でも、探し物がない、ただ行く時は、フロア中歩き回る気もする。文庫に直行するのは、買うのが文庫だからだ…

料理本も好き。作れないけど。
お料理漫画のレシピも好きです(笑)。



自分の体が、この世界のどこからどこまでを占めているのか、という感覚が、うまく持てない。
必然的に、体をあちこちにぶつける。人とすれちがうときに、人に当たる。狭いところを通り抜けるときに、腕や腰を壁にぶつける。

「此処 彼処」川上弘美 P.116


こんなに大げさじゃない気もするけど、あたしもあざや擦り傷だらけだ。
母は、身体認知能力に問題があるんじゃないか、と心配していた。
体育の先生は、関節がゆるいんじゃないか、と言っていた。関節炎も何度かなったしね。

でも、体が柔らかいからか、脂肪が分厚いせいか(…)、大きな怪我はしたことがない。